このブログはもともと下記2つのブログで続けていたアトピー関連の記事を受け継いだものです。
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アトピーの漢方:村田漢方の近況報告 アトピーの漢方:漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂

    

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成人型重症アトピー治療の漢方薬相談記録


重症アトピーの漢方薬相談販売43年の経験豊富なヒゲ薬剤師の日々の記録です。実際に村田漢方堂薬局の漢方薬に賭けてみようと思われる方は成人型重症アトピー性皮膚炎が治る漢方相談の実際を必ずお読み頂き、真に決心がついた上でご来局下さい。

2016年08月29日

今年の新規相談者の女性達のアトピーはすべて順調に改善

2016年8月29日のシロちゃん(雌3歳)
2016年8月29日のシロちゃん(雌3歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 中には、重症といっても、むしろ超重症というべき女性もいたが、お互いに相当に苦労を強いられたとはいえ、いつの間にか気が付いてみると、2ヶ月目には重症レベルに改善し、3ヶ月経つころには、かなり改善。

 幸いなことに顔面だけは1ヶ月以内に改善が得られたので、マスクも外せて、意外にも超美人だったことに驚かされた(笑。

 アトピーに関しては、西洋医学治療があまりにも無力なので、漢方相談に新規で訪れる人が絶えないが、他の疾患以上に苦労を強いられるものの、悲惨な状態から一転、超美人に蘇生される姿が出現する現場を目撃するとき、時に最高の芸術作品を生んだかのような喜びが味わえるのだった(呵々。

 超重症の場合、これほどスムーズに行くとは限らないが、そうはいっても9割前後の安定した改善レベルに到達するには、もうしばらくの辛抱が必要だろう。

 毎週必ず通って来る気迫と努力。

 ときには週に2回やって来ることもあって、折々にメールでの報告も交える本人の熱意があってこそのことである。

 とはいえ、季節変化や食事の不摂生に油断は禁物である。

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2016年8月29日の茶トラのトラちゃん(雌3歳)
2016年8月29日の茶トラのトラちゃん(雌3歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年8月29日のボクチン(7歳)
2011年8月29日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:23| 山口 ☁| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月01日

家族に勧められて渋々来るような熱意のない人はお断り

2010年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど6歳)
2010年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど6歳) posted by (C)ボクチンの母

 これまで多数の重症アトピーの人達が9割以上の安定した寛解を得て、社会復帰されたものだが、いずれもご本人の熱意と根気があったからである。

 ご本人の自覚が必須であることは当然のことながら、こちらも相当な労力と多くの時間を費やして、繰り返しの細かなアドバイスが必要で、こちらの負担もかなりなものとなる。

 それだけに、好い加減な気持ちで来られても、ステロイド漬けになって、更にはステロイドの内服まで常用されているような人達では、数年がかりになると伝えただけでも、恐れをなしたか、1〜2回来られただけで無音となった人がいる。

 こちらは無駄な時間を浪費したと、やや腹立たしく感じるのは、本人みずからの意志の熱意で遠路はるばる通われている人達に費やすべき時間を奪われているからである。

 同様に、家族に勧められて、渋々来られるような人こそ、もってのほかで、当方に来られる資格は無い。
 本人が本気でなければ、季節的な変化に応じた微調整のコツなど、いつまで経っても習得しようとされず、愚痴ばかりを聞かされても、話にならない。

 他の疾患と異なって、アトピー性皮膚炎は極めてデリケートだから、アトピーで苦しむご本人自身が主治医になるくらいの自覚が必要である。そのためには、こちらが細々説明し伝授する漢方薬のピントの合わせ方や、微調整の方法を一定レベルまでは習得してもらう必要がある。

 本気でない人間は、どんなに頭がよくても、いつまでも習得されず、そのような人に限って、本人みずからが望んで当方に来られたわけではなく、家族に勧められて、渋々来られたというケースであった。
 
 だから昨今では、家族の勧めで来られたような消極的な人達は、すべてお断りしている。

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2011年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど7歳)
2011年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど7歳)
2011年05月01日の茶トラのボクチン(ほとんど7歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 01:17| 山口 | アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月05日

アトピーの重症者では数ヶ月間以上の微調整の苦労の連続は一般的だが、軽症者は本気で通う覚悟さえあれば、やはり楽勝になりやすい

2015年10月05日のシロちゃん(メス2歳)
2015年10月05日のシロちゃん(メス2歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 重症者では初期の数ヶ月は、日々、微調整の連続であっても、遠来者は地元で長期間治らなかった人達だけに、却って忍耐力がついている。

 遠路はるばる来られながらも、繰り返しの微調整に耐え抜いて、ようやく数ヶ月から半年くらいの苦労がみのりはじめるのが通例。
 ほんとうにご苦労さんなことである。

 といっても、お互いの苦労は服用者もそうだが、こちらも老齢ゆえに、折々のメールの指導も相俟って、疲労困憊になることすら珍しくない(苦笑。

 ところが、軽症者では、古典的な配合がハナからフィットして、黄連解毒湯+茵蔯蒿湯だけでも、初期から安定した効果を発揮するケースもある。

 お互いにほとんど苦労することもなく、どうみてもこの配合のままで、どこまで根治に近づけるか、しばらくは微調整の必要もなく、服用を続けながら経過観察するばかりとなるケースは幸いである。

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2015年10月05日のシロちゃん(メス2歳)
2015年10月05日のシロちゃん(メス2歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 23:33| 山口 ☀| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月27日

アトピー関連のお問い合わせメール

2010年7月28日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月28日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今は、アトピー関連の記事は主にメインブログのアトピーのカテゴリで書くことが多い。
アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病

 なかでも、漢方治療を希望する方に知っておいて欲しい、やや厳しいお話しもある。
2015年07月24日 不安感が強過ぎると、相談をする方も受ける方も、客観的冷静な判断を失いやすいので、お互いの損失は計り知れない

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2011年7月28日茶トラのボクチン(7歳)
2011年7月28日茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 19:47| 山口 ☁| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月05日

不思議と(本当は不思議ではないのだが)、肝胆系と腎膀胱系の漢方薬が主体の配合となる

2009年11月05日のボクチン(5歳)
2009年11月05日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 村田漢方堂薬局では、アトピー性皮膚炎の体質や病状の如何に関わらず、不思議と肝胆系と腎膀胱系の漢方薬が主体の配合となっている。

 本当は、不思議でもなんでもないのだが、結果的に、こられ重要な肝胆系と腎膀胱系を正常化するお陰で、現代医学でいう、肝臓や腎臓などに問題がある場合でも、正常化されることは当然である。

 これらのことは、特筆しておく価値があるように思われる。

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2009年11月05日のボクチン(5歳)
2009年11月05日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月05日のボクチン(7歳)
2011年11月05日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母



posted by ヒゲジジイ at 07:13| 山口 ☀| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月24日

重症のアトピー性皮膚炎に本当に「根治」はあるのか?

2008年10月24日のボクチン(4歳)
2008年10月24日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 アトピー性皮膚炎でも、軽症であれば、いわゆる「根治」もあり得るだろうけど、一定レベル以上に悪化してしまい、それも病歴が10年以上ともなると、文字通りの「根治」はなかなか困難だと思われる。

 そのような高望みをするよりも、8〜9割以上の寛解を得たなら、それを維持することに努力奮闘するほうが、はるかに現実的であるはずだ。

 だから、村田漢方堂薬局の漢方相談においては、最初から、真の意味の「根治」は、ほとんどあり得ないだろうから、8〜9割以上、多くは9割以上の寛解状態を完璧に維持できるようになることで、よしとすべきであると告げている。

 それで殆どの人が、納得されているが、こちらの漢方薬で数年間頑張って、実際に9割以上の寛解が得られた時点では、事実上、アトピー性皮膚炎そのものは、外見上は誰が見ても「完全に治って」いるように見えるものだが、内実はうっかり「根治した」とは言えないはずである

 というのも、9割以上の寛解を得て油断し、暴飲暴食を1年間続けているうちに、突然爆発的に再発してしまった人がいたが、よくぞ1年間も持ったものだという羽目のはずしかただったという。

 昨年、そのような人が現実にいたので、やっぱり根治してなかった証拠である。

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2009年10月24日のボクチン(5歳)
2009年10月24日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年10月24日のボクチン(7歳)
2011年10月24日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年10月24日のボクチン(7歳)
2011年10月24日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母




 
posted by ヒゲジジイ at 23:26| 山口 ☀| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月09日

アトピーで、最近比較的珍しい配合で有効性を発揮している例

2011年10月9日のボクチン(7歳)
2011年10月9日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 あまり更新がないのもマズイので、お茶濁しに、最近のアトピーの新規相談者で、比較的珍しい配合で効果を発揮している例。

 いまのところ、三物黄芩湯エキス製剤のみで、しっかり効果を発揮しており、目の周囲の掻痒まで、オールラウンドに効果が出ている例がある。弁証論治が的確であれば、このような例もある。
 当然、三物黄芩湯証が歴然としているゆえのことで、誰彼ナシに同じように効果を発揮するわけではないが、根本体質を改善するためには、知柏地黄丸の併用がいずれ必要になることだろう。

 重度の蓄膿症と咽喉腫痛がしばしば生じる体質のアトピーに、辛夷清肺湯・五涼華・猪苓湯の三種類のみで、比較的安定した効果を発揮している例がある。

 真武湯・衛益顆粒・柴胡加竜骨牡蠣湯の三種類が主体で、ときに葛根湯や茵蔯蒿湯を必要とするが、この三種類が主体で効果を発揮している珍しい例もある。
 というのも、アトピーに真武湯の配合を必要とした例は、過去にはなかったので、珍しいのである。

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2011年10月9日のボクチン(7歳)
2011年10月9日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年10月9日のボクチン(7歳)
2011年10月9日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年10月9日のボクチン(8歳)
2012年10月9日のボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ




posted by ヒゲジジイ at 23:53| 山口 ☀| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月12日

アトピー性皮膚炎にフィットする漢方薬の配合は、同じ配合で治る人は、滅多にない

2014年9月12日の茶トラのトラちゃん(もうすぐ1歳)
2014年9月12日の茶トラのトラちゃん(もうすぐ1歳) posted by (C)ボクチンの母

 現在も、相変わらず村田漢方堂薬局で、アトピー性皮膚炎治療のために、漢方薬を利用されている人は、かなりな人数にのぼるが、同じ配合の人はおらず、それぞれに配合が異なる。

 むしろ、異なるのが当然で、同じ配合で治るということのほうが、超稀なことである。

 ありきたりな少数の方剤で治るような人達は、多くはかなり軽症である証拠で、一定レベル以上のアトピーともなれば、やや複雑な配合となり勝ちであり、またそうでない場合では、かなり特殊な方剤を必要とすることが多い。

 アトピー治療にパターン化した配合が通用するのは、軽症者に限り、一定レベル以上になればなるほど、複雑な配合になるか、あるいは特殊な方剤の配合を必要とする場合が多い。


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2014年9月12日の茶トラのトラちゃん(もうすぐ1歳)
2014年9月12日の茶トラのトラちゃん(もうすぐ1歳) posted by (C)ボクチンの母

2014年9月12日の茶トラのトラちゃん(もうすぐ1歳)
2014年9月12日の茶トラのトラちゃん(もうすぐ1歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 23:31| 山口 ☁| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月10日

重症アトピーの漢方治療の実態⇒不屈の忍耐と努力と経費

2009年8月10日のボクチン(5歳)
2009年8月10日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 アトピーは、漢方薬で容易に治るような宣伝文句がネット上では氾濫していますが、それが言えるのは、軽症の人達か、あるいは重症であっても、典型的な配合パターンにしっかりフィットする運の良い人たちに限られるように思います。

 村田漢方堂薬局でも、病院の皮膚科治療や病院の保険漢方で失敗して、はじめて自費の漢方を求めて来られるケースでは、かなり重症化していても、半数近くはある種の典型的な配合パターンにフィットして、半年から一年もすれば8割以上の寛解が得られるものの、それでも半数の人は数年がかりの互いの苦労の末、ようやく9割程度の安定した寛解が得られる、というのが現実です。

 ところで、村田漢方堂薬局で受ける漢方相談の多くは、皮膚科の一般治療も、保険漢方も効果がなく、地元近辺の自費のクリニックや有名漢方薬局に長期間通っても、治らず、中には却って悪化して来られる人達がとても多い

 それらの人達は、通常の漢方薬の配合パターンではフィットしなかったり、あるいは中医学的な配合と称して、(名老中医が常々警告している)基本処方を説明できない、まったく新たな配合薬を投与されていたために、寒熱と虚実が複雑に錯雑した状態に陥ってしまい、遠路はるばるやって来られことになったという人達は、毎年の恒例行事となっています。

 ただ、ここで言いたいことは、通常では、当然のことながら、地元近辺のクリニックや漢方専門薬局に熱心に通われていれば、多くの場合、数年がかりで諦めずに頑張っておられれば、8〜9割以上の寛解を得られるし、得られた人も多いはず、ということです。

 ところが、一部の人は、どのように工夫しても、なかなかフィットしてくれずに、何とかしようと、漢方薬の種類が増えるばかりで、経費はますます嵩み、次第に五里霧中の配合に陥ってる場合も珍しくない。
 そのようなケースでは、いったん、一気に配合薬を減らして、一から出直すべきなのだが・・・。

 結局そうはならずに、遠路はるばる下関までやって来られるケースが後を絶たず、地元で治らなかったり、むしろ悪化して来られるケースでは、その多くが、上述のように「寒熱と虚実が複雑に錯雑」しているために、初期には配合の微調整を頻繁に行う必要がある。

 というのも、配合の僅かな違いで敏感に反応して、一気に改善したかに見えることがあっても、同じ配合では直に逆戻りしてみたり、部分的な掻痒が頑固に続いたり、同じ配合でも症状の変化が目まぐるしいことが多いから。

 しかしながら、一見対症療法に見える、この頻繁な配合の微調整こそ必須な苦労であり、この繰り返しの連続で、いつかは必ず一定の着地点に落ち着き始める。
 早い人では数ヶ月以内、遅い場合は、半年から一年くらい。
 
 一定のレベルに落ち着くといっても、その後は季節変化に対する傾向と対策の配慮が不可欠であり、女性の場合は、半数の人では、生理中と生理後、排卵日以降という、一ヶ月に3回の配合変化の微調整パターンの傾向を把握する必要がある。

 これらを患者さん自身にもしっかり覚えてもらう必要があり、一年くらい通われる内には、ご自身でも微調整を行えるほどに、漢方薬の運用をマスターするまでになっている人も多い。

 文章で書くと、アウトラインは上記の通りであっても、その間には、お互いの苦労というのは並大抵のものではなく、タイトルの通り、「不屈の忍耐と努力と経費」という問題が付き纏うので・・・

 それゆえ、村田漢方堂薬局では、よほどの忍耐力と不屈の精神がなければ、無理をされて来られるには及ばない、と思います。

 重症アトピーの現実は、それほど甘いものではなく、患者さんだけでなく、他の疾患とはまた異なって、漢方薬には敏感に反応する疾患だけに、相談を受けるこちら側も、相当な苦労と精神的な緊張を強いられるものです。

 これらのこともあって、それほど重症でもないのに、地元で数ヶ月も頑張れなかった人が、早く治したいからと、安易に遠方からやって来られるケースでは、ハナから忍耐力のない人と判断して、一回の御相談でお断りすることも、稀にはあります。

 ともあれ、重症アトピーともなれば、多くは半年から一年近くは、お互いに苦労の連続。
 その困難な時期を乗り越えて、数年後にようやく安定した8〜9割り寛解。
 その後は、二度と再発したくないという慎重な人達が、再発予防を兼ねて長い永いお付き合いとなり、10年以上になる人も多い、という現実があります。

 漢方薬によるアトピー治療は、ネットの宣伝文句のように、比較的スムーズに寛解出来る人は、半数くらいのもので、重症アトピーともなれば、上述のような現実がある、と思います。

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2010年8月10日のボクチン(6歳)
2010年8月10日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年8月10日のボクチン(6歳)
2010年8月10日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 11:57| 山口 ☁| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月26日

頂いた文面だけでは五臓六腑の寒熱虚実の状況を把握することがまったく困難です

2009年6月26日のボクチン(5歳)
2009年6月26日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログ転載応諾
年齢 : 30歳〜39歳の男性
簡単なご住所 : 九州地方
ご意見やご質問をどうぞ : いつも楽しく拝見させて頂いています。

 全身アトピーの者です。
 乾燥気味で頭をかくとポロポロします。布団も皮膚が多いです。
 また、悪化して4ヶ月目なのですが、いまだに炎症による赤みが出て三日に一回ロコイドを塗っています。
 汗と炎症が痒いです。

 今は梔子柏皮湯(シシハクヒトウ)を2ヶ月、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)を一ヶ月ほど飲んだのですが、炎症が悪いので、そこで、黄連解毒湯温清飲白虎加人参湯のどれかを炎症対策で加えてどちらかを停止した方が良いのかなと思っています。

 乾燥と炎症を考えると温清飲が良いのかと思うのですが、かゆくなる副作用があると聞きました。
 黄連解毒湯は炎症やかゆみに一番良いそうですが、乾燥が悪くなる副作用があると聞きました。
 白虎加人参湯も炎症に良く上記のような副作用は聞きませんのでこちらが無難なのでしょうか? 一度5日ほど使ったのですがあまり変化を感じませんでした。

 上記のような副作用は実際に有りうるのでしょうか?

 私の場合はどのように上記の薬を使うのがよさそうだと思われますか?

 それを一ヶ月くらい使ってよくならなければ代えてみるというイメージでよろしいのでしょうか?

 お忙しい中大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

2011年6月26日のボクチン(7歳)
2011年6月26日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 頂いた文面だけでは、さっぱり寒熱虚実の状況を把握することが不可能ですので、残念ながら適切なアドバイスは不可能です。

 一般の慢性疾患の中でも、アトピー性皮膚炎はとてもデリケートですので、とても繊細な配合バランスを取りながら、その人の現在の症状とともに、現時点での五臓六腑それぞれの寒熱虚実をできるだけ正確に把握して、現時点での適切な配合を考える必要があり、また季節変化に応じた考慮も必要になりますので、地元近辺で頻繁に通えるところで直接ご相談されるべきです。

 なお、乾燥がひどいからといっても、この湿気の多い季節に保湿剤ばかりを中心に考えすぎると、却って体内に水湿を停滞させて皮膚表面の方は逆に乾燥させて痒みが増大し、かきむしると滲出液が滲み出るような逆効果を生じる場合もあり得るので、保湿するにしても水湿を停滞させないような配合バランスの工夫が必要です。

 蛇足ながら、
 仕事とはいえ、日々、最も神経を使うアトピー性皮膚炎に対する配合には昨今ウンザリ気味ですので、当方ではアトピーの相談者の受付をかなり制限させて頂いている状況です。
 それほど繊細な部分のあるアトピーですから、人によっては初期に日毎に配合を変化させる必要が生じるケースもあるくらいですから、必ず地元近辺で頻繁に通えるところを見つけて直接相談してみて下さい。

 取り急ぎ、お返事まで。

2011年6月26日のボクチン(7歳)
2011年6月26日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年6月26日のボクチン(8歳)
2012年6月26日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 23:12| 山口 ☁| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

アトピーの漢方薬による自己治療のご相談

2009年6月1日のボクチン(5歳)
2009年6月1日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログ転載応諾
年齢 : 30歳〜39歳の女性
ご職業 : 主婦
簡単なご住所 : 関東地方
ご意見やご質問をどうぞ :

 アトピーの相談です。村田先生のブログ記事やPDFを沢山読みました。大分回復してきており、今後のアドバイスを頂きたくメールしました。できれば伺いたい所なのですが。。先生以外に信頼して相談できそうなところをすぐ見つけられず、小さい子供が二人もいてそういった事になかなか時間が持てないこともあり、ぜひとも相談にのっていただきたいのです。

 ひとまず現状ですが、皮膚は分泌はなく乾燥が強い傾向を辿ってきて、現時点では腎陰虚と胃腸がよくないタイプだと素人ながら判断しています。1歳になった子どもがおり、回数は減りましたがまだ授乳もしていて、大元には血虚も関係していると思います。補血剤も加えたいのですが、体を下手に温めると悪化するようなので何を足そうか悩んでいます。

 皮膚症状以外では、寝汗(全身にかく。脇と鼠蹊部に汗染みができる)、腰痛(夕方頃辛くなって1時間程横になると落ち着く。その後におならが出たりするので、胃腸の動きに関係がある感じがある)、首と肩の凝り。夜間に肘から手にかけてほてる、夜間に下半身がむくむ、これが辛くてすぐに眠れないため、睡眠時間は5時間くらい。便は余計な湿をもっている感じで、2週間前にカルシウムを飲み始めてから軟便のことが多い。腸壁の傷を治すというのでマグネシウムも併せて少量飲み、外用もすると乾燥してごわつき炎症で真っ赤になることがあった肌が、なめらかになってきて炎症を起こしてもピンク色になる程度に落ち着き、肌色に近づいてきた。それでもやはりまだ熱を持っているようで、全体的に指でなぞると白い線が出る。

 漢方薬は自分で調べ、ここの所は基本に五行草(煎じ)と板藍根(粒状)をずっと飲み続けています。先日まで知柏地黄丸を15日間飲んだところで、目のかすみ、腰痛、ほてりが改善してきていました。加えて先生のカルシウムについて書かれた記事を発見して、飲むようにしたらガラッと肌質に変化がありました。これには目から鱗というか初めて知ったことだったので、本当に嬉しく思っています。

 さらに保湿作用が強いということで、今度は麦味地黄丸を飲んで3日になります。まだ3日ですが、外用(手作りの化粧水とアロマを混合したオイル)で保湿をしていると分かりにくいことですが、乾燥していなかった部分でもしっとりしてきたので、保湿作用の効果が出ているようです。以前、皮膚症状がなく副鼻腔炎で辛夷清肺湯を飲んだ時と同じ感覚です。けれども足のむくみと肘から手のほてりがまた出るようになりました。ほてりが出ると、1~2pの丸く赤い湿疹が出たり、赤いぷつぷつが出たりもして、また停滞するのが心配です。

 寝汗については、知柏地黄丸の時からあまり改善されていないです。寝る前にあまり水分をとらないようにすると量は少ないようですが、酷いときは起きた後に腎臓が疲れたなーという感覚の鈍痛のようなものを感じます。
 この寝汗は、温清飲を飲んでから始まりました。(2週間ほど飲んで、おかしいな合ってないなと思ってやめて、それから先生の記事で温清飲より黄連解毒湯というのを見つけ、失敗したなと思いました。。その他経過についてはこの後に書きます。)

 また、首肩の凝りを和らげようと揉みすぎると、その辺りに熱気がむーんと出てきて辛くなり赤いぷつぷつがでることもあり、そうなるとうつ伏せに寝て落ち着かせないといけなくなります。まだ熱がこもっている証拠でしょうか。

 そこで相談というのは、治りかけてきた肌の大きなしわ(特に首や鎖骨周り)や、まだ荒れていて皮膚が薄くピンクだったりするのを改善していきたいのと、寝汗、ほてりを緩和するにはどうしたらよいかということです。

 自分で考えたのは、麦味地黄丸に併せて黄連阿膠湯を追加してみることです。黄連阿膠湯は飲んだことがありません。またほてりやむくみが出ているので、黄連阿膠湯を追加してもだめなら麦味地黄丸は知柏地黄丸に戻した方がいいのか、それとも1日の中で2回を麦味地黄丸にして3回目を知柏地黄丸にしてみようかなどと、これもまた素人判断で考えています。

 実は今回悪化の原因に、今報道されているステロイドを漢方クリームといって処方していた医院にかかっていた経緯がありまして、
 それを伝えても近くの大学病院では副作用ではないと言われますし、漢方処方している所は少ない上に、
 育児中で信頼できるお医者さんや薬局を探し回れるほど元気が残っていないものですから、この数か月自分で色々と調べてやってきた次第です。
 長文で失礼だと思いつつもメールしてしまいました。

 簡潔に申しますと、知りたいのは麦味地黄丸と知柏地黄丸の使い分けと黄連阿膠湯について何かアドバイスが頂けるようでしたら教えて頂きたかったのです。

2010年6月1日のボクチン(6歳)
2010年6月1日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 アトピーは一定レベル改善したところで、その後のもう一歩を治すのには相当の工夫が必要です。
メールレベルでアドバイスできるものではありませんので、近くで通えるところを見つけるべきです。
(当然、無理してこちらに一度くらい来られてもまったく無駄です。)

 肺腎陰虚に使用される麦味地黄丸は、陰虚が明らかであれば優れた保湿能力を発揮しますが、配合中の五味子が合わない人があり、その場合、保湿はできても却って痒みが出てきます。その場合は直ぐに中止すべきです。

 知柏地黄丸は陰虚火旺に使用されるもので、特徴としては足の裏に熱感が強い場合に適応します。同じく三物オウゴン湯証も似たところがあり、人によっては両者の併用が必要な人もいます。

 黄連阿膠湯は配合中の卵黄がアトピーに悪影響を及ぼすことが多いので、当方ではまったく使用しませんので、アドバイス不能です

 いずれにせよ、自己治療はかなり危ういと思います。

 本来なら地元の漢方薬局で、その薬局を教育してあげるつもりで、相談しながら臨機応変に配合を考えるべきです。
 ネット通販で購入されているのかもしれませんが、それは儲け主義の商売人だけを潤す行為で、地元の勉強熱心な漢方薬局を育てることにはなりません。
 ちょっと余計なことを書きましたが・・・

>自分で考えたのは、麦味地黄丸に併せて黄連阿膠湯を追加してみることです。黄連阿膠湯は飲んだことがありません。またほてりやむくみが出ているので、黄連阿膠湯を追加してもだめなら麦味地黄丸は知柏地黄丸に戻した方がいいのか、それとも1日の中で2回を麦味地黄丸にして3回目を知柏地黄丸にしてみようかなどと、これもまた素人判断で考えています。

 上記の問題、むくみがあるなら麦味地黄丸は使用せず、知柏地黄丸にもに戻すべきで、それらを土台に、一度やってみる価値があるのは、むくみに猪苓湯の適量を併用してみることと、熱証には一度、地竜を試してみること。
 いずれもフィットしなければ、無駄になっても直ぐに中止です!
 地竜はかなり可能性があると思います。が、稀にはフィットしない人もいます。

 保湿をやりすぎると浮腫に悪影響するので、麦味地黄丸は現時点では使用しないほうが無難です。
 知柏地黄丸と猪苓湯の併用がフィットすれば、保湿と浮腫の除去がバランスよく作動する場合もありますが、期待通りの効果が出ない場合もあります。

 いずれにせよ、アトピーは容易ではなく、長期間通いつめて苦労の果てにようやく寛解するというレベルのかなり綿密な配合の微調整が折々に必要なとても繊細な疾患です。

 よほど注意しないと、漢方の専門家といえども、人によってはかなりな工夫が必要となるため、一部の人では一定レベル以上はなかなか改善できないで数年がかりになることも珍しくありません。

 アドバイスできるとしたら、以上で精一杯です。

 できるだけ地元で一緒に苦労してもらえる漢方薬局を見つけて、ギブアンドテイクの道を模索したほうが今後が安心だと思います。


2010年6月1日のボクチン(6歳)
2010年6月1日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返しいただいたメール:

 お返事いただきまして、どうもありがとうございます。
 色々と詳しく教えてくださり本当に感謝いたします。
 昨日すぐに、麦味地黄丸を中止しました。

 飲み始めてから手に1日1~2個の膿胞のようなものができたり、温清飲の時のように湿を変にもつ感じで、腕にまた赤い湿疹も出るようになったので合っていなかったせいなのだなと納得しました。

 さらに昨日は左目がかすむ感じや一昨日あたりから左耳の辺りの頭部に鈍痛に近い違和感があったのですが、今日はなんともありません。
 ご指摘いただけなければ続けてしまっていたと思います。ありがとうございました。

 猪苓湯、併用してみるといいのですね!
 先生の記事を読んで腎虚に気づき、知柏地黄丸の前に猪苓湯を試して効果があったので、今の体質に合っていそうです。

 少し残っているものをしのぎで今日の朝昼に服用しましたら、腕の赤みが落ち着きました。
 知柏地黄丸に戻して、教えて頂いたように量を加減して併用を試してみます。

 それから地竜についても教えてくださりありがとうございます。
 血栓予防効果というのも見て、私の父がアレルギー体質で脳梗塞も経験しているので、遺伝を考えると、色々な意味でとても有効に思えます。

 色々とお知恵をかしていただき、本当にありがとうございます。
 おっしゃるように通える薬局もいま1度探してみます。
 暑い日が続いていますので、どうぞご自愛くださいませ。

2011年6月1日のボクチン(7歳)
2011年6月1日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:15| 山口 | アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月22日

アトピーの漢方ブログを新たに設けた目的

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IMG_7546 posted by (C)ヒゲジジイ

 もともとは二つのブログのそれぞれのカテゴリで、以下のように続けていた「アトピー性皮膚炎の漢方薬」がある。
  1. アトピーの漢方:村田漢方堂薬局の近況報告

  2. アトピーの漢方:漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂

 ところが、次第にアトピーの記事が多くなるにつれ、筆者自身でも閲覧に不便を感じるようになったため、新たにアトピー専門のブログを開設することになった。

 したがって、上記2種類のブログのカテゴリそれぞれの「アトピー性皮膚炎の漢方薬」を継承しているのは当然のことですので、これらもさかのぼって参照されれば、得るところなしとしないのではないかと思います。

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IMG_7551 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 12:32| 山口 ☁| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

最低でも一年以上通うつもりがおありでしょうか?

シロハラ
シロハラ posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳〜49歳の女性
簡単なご住所 : 東海地方
お問い合わせ内容 : ●●県◎◎市の△△と申します。ホームページを拝見させていただきました。

 20年間アトピー性皮膚炎で悩んでおり、子どものためにも、心配をかけている両親のためにも何とかして治したいと思っています。

 ●月●日(?)にうかがいます。予約制ではないことは承知しています。

 何日でも滞在して順番を待ちたいと思います。どうかよろしくお願いします。

IMGP4356
IMGP4356 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:本気でアトピーを治されたい場合は定期的に、あるいは非定期的にでもコツコツと一定期間通って頂く必要があります。

 また、当方では重症アトピーのみならず、その他の難治性疾患や進行癌や転移癌など、一定レベル以上の疾患のご相談が主体となっていますので、一人ひとりにじっくりと時間をかけて相談させて頂いていますが、最初は2泊3日もあれば十分です。(その間、3日連続漢方相談を行い、じっくり弁証論治することになります。)

 以前、関東から10泊11日で来られた人がありましたが、男性であるだけに後半は飽きあきしてしまいました(笑。
 もちろんその男性は現在しっかり寛解しています。

 重要なことは「重症」のアトピーであれば最低でも1年以上は通うつもりがおありかどうかが問題です。できれば10日毎に、遠方でそれが無理なら2〜3週間毎でも構いません。(現実的には遠方の人たちは2〜3週間毎のケースが多いようです。)
 ある程度改善して安定期に入れば、1〜2ヶ月に一度で済むようになりますが、そのようになるまでの期間は個人差があります。

 当方では本気で真面目な人だけを受け入れていますので、それほど混雑することはありません。
 (予約制をしない理由は古くからの常連さん達が、気楽に来れなくなると気の毒だからです。)

 ともあれ、一定期間、通って来られる決心がおありでしたら、2回目からは1泊2日や、体力のある人達は1日で往復する人も多く、そのいずれでも十分です。
 毎回、相談時間はなるべくたっぷり(最低でも1時間)時間をかけて微調整の検討を行います。

 一度来られるだけで済まそうとされる人達からの問い合わせが多いため、敢えて書かせて頂きました。

 それゆえ、もしも一度だけのおつもりであれば、残念ながらお断り、ということになります。

 以上、取り急ぎ、お返事まで。

ASC_0442
ASC_0442 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:52| 山口 ☁| アトピーの漢方相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする