このブログはもともと下記2つのブログで続けていたアトピー関連の記事を受け継いだものです。
古い記事はすべて下記の二つのブログを覗いて頂ければ幸いです。

アトピーの漢方:村田漢方の近況報告 アトピーの漢方:漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂

    

ご意見やご質問がありましたらこちらからどうぞっ!⇒ お問合せフォーム

成人型重症アトピー治療の漢方薬相談記録


重症アトピーの漢方薬相談販売43年の経験豊富なヒゲ薬剤師の日々の記録です。実際に村田漢方堂薬局の漢方薬に賭けてみようと思われる方は成人型重症アトピー性皮膚炎が治る漢方相談の実際を必ずお読み頂き、真に決心がついた上でご来局下さい。

2012年09月14日

六味丸系列の方剤と猪苓湯の配合比率を変えるべき季節がやって来ましたよ

IMG_7658
IMG_7658 posted by (C)ヒゲジジイ

 ここ数ヶ月の新人さんたちの多くは微調整の苦労の末、ようやく安定した効果が得られるようになったのもつかの間、一部の人は肌の乾燥が気になる季節が到来した。
 そこですかさず、六味丸系列の方剤をやや増量し、猪苓湯を規定量の半分に減らすことでしっかりバランスが取れた。

 知人の医師のご子息のアトピーも治まっていた痒みが、昨今、乾燥による痒みが気になり出したという申告には規定量の半分を使用されていた猪苓湯を一旦、中止してみるようにアドバイスした。

 次第に秋の声が聞こえはじめ、アトピーの人達も肌の乾燥が生じやすい季節到来である。といっても中医学理論には常と変があり、常では上述の傾向は明らかであるが、変においては、逆にこの乾燥時期に六味丸系列の方剤が無用になり、猪苓湯こそ必須となる人もときにはあるので、折々の弁証論治をないがしろにすることはできない。

「常と変」の参考文献:漢方:中医理論弁

IMG_7936
IMG_7936 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 13:42| 山口 ☀| 漢方処方の品質や処方同士の配合比率 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月12日

漢方薬の品質や配合比率に敏感なアトピー性皮膚炎

XSC_1490
XSC_1490 posted by (C)ヒゲジジイ

 アトピー性皮膚炎は漢方薬治療が極めて有効なことは40年近い経験から実証済みではあるが、他の疾患に比べて様々な外来刺激に敏感なように、漢方薬に対してもデリケートで敏感に反応する。
 だから、常に漢方薬の品質と配合には最も気を使う。

 品質のあまりよくない恐らく安物の原料を使用した漢方製剤を使用すると覿面効果が落ちる。だから品質の優れた製剤でなければ意味がない。

 たとえ漢方薬の配合が正しくとも、配合比率がちょっと違うだけでも効果が大きく上下するので油断がならない。特に炎症が強い時期にその傾向が顕著である。

 たとえば最近の新人さんたち2名であったことだが、他の数種類の漢方処方とともに地黄含有の六味丸を併用してもらって次第に痒みも赤みを帯びた炎症も軽減しつつあった。
 一人は六味丸の規定の半分量でちょうどよく、一人は六味丸を規定通りで推移していた。

 前者は試しに六味丸を規定量に戻すと夜間の痒みがぶり返し、一人は規定量の半分に減らしてみると熱感と痒みが再発した。
 いずれも状況的にみて、六味丸の服用量を変えたために配合バランスを失って症状が逆戻りしかかったとしか考えようが無いので、もとの服用量に戻してもらっている。

 体質によっては他薬との配合比率と使用分量の兼ね合いの僅かな違いでこのように反応が劇的に変化する場合があるので、新しく来られた段階の人達こそ気の休まる暇がない。

 これらの微妙な反応を患者さんみずから経験して配合変化の法則を体得してもらわなければならない。
 季節によっても反応が大きく異なる問題もあり、一年間を通じた体質傾向を把握しながら、様々な配合変化による反応を体験してもらって、みずからがコントロールできるようになるまで訓練しマスターしてもらう方法を取るのが村田漢方堂薬局のやり方である。

 だから仕事としては収益の少ない割りにはたくさんの相談時間と細かな繰り返しのアドバイスなど、多くの労力を強いられる過酷な仕事でもあるが、これをやらないと真の完全寛解を得るのは容易ではないからである。

XSC_1462
XSC_1462 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 06:47| 山口 ☔| 漢方処方の品質や処方同士の配合比率 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする